マンションを購入
マンションを購入したのはいいが、入居早々、雨漏りやひびわれなどの建物の欠陥が見つかることがある。すみやかに改善されればいいのだが、手直しが遅々として進まず、場合によっては、欠陥の解釈をめぐって分譲会社と意見が対立することもある。また、住んでいるうちに、上階の騒音やペット飼育などの居住者間のマナーに起因するトラブルに見舞われることもある。このような場合には、大きいストレスをかかえた状態での生活を強いられることになる。「マンション法」とよばれる「区分所有法」では、マンションの購入者は管理組合を結成し、以上のような問題の処理にあたることになっている。しかし、マンションの入居者のなかに、マンション管理にくわしい人はきわめて少ない。たがいに顔を見たこともない人間が集まって管理組合を結成し、マンションの管理をおこなうためには、なんらかのサポートが必要であることはいうまでもない。現在、この役割を果たしているのは管理会社である。管理会社は本来、管理組合から管理業務を委託されている業者なのだから、管理組合の管理下になければならない。ところが、現実には、素人の集団である管理組合を思いのままに動かし、実質的なマンション管理者になっている例が少なくない。良心的な会社ももちろんあるが、管理組合よりも親会社である分譲会社の立場を優先するような管理会社が多いのも事実である。